发布日期:2023-09-13 22:15 点击次数:165
米を生産するには、时常、育苗箱に種籾を播き、ビニールハウスの中で約10~30日間苗を育てます(育苗)。この苗を、水を張った田に植え付け(移植)、約2~3カ月間育てると、穂が出て花が咲きます。その後、約40日間かけてデンプンが籾殻の内側に詰め込まれると、米を収穫できるようになります。
◆経営規模拡大に向けた課題今後の稲作経営では、農業に就く东谈主が減り続けるため一層の規模拡大が進むと考えられます。しかし、限られた东谈主数の作業者で大規模な面積で米を生産するには、育苗、移植などの春の作業が围聚する時期の各作業の不祥化が必要です。
◆乾田直播耕作稲を育てるには、移植耕作のほか、種籾を田に班师播く情势(直播耕作)があります。直播耕作には、乾いた田に種籾を播く情势(乾田直播)と水を張った田に種籾を播く情势(湛水直播)とがあります。直播耕作の面積(2万6千ヘクタール)は稲举座の作付面積に比べると小さいものの、年々増加する傾向にあります。一般的に、直播耕作は移植耕作に比べ、育苗と移植を省けるため単位面積当たりの労働時間が削減されます。しかし、稲が倒れやすく、収量が下がってしまうことが課題となっています。
连年、農研機構・東北農業扣问センターは、麦で使う播種機を稲の直播に期骗する乾田直播耕作技術を開発しました。この技術は、高速作業が可能なため、単位面積当たりの作業時間を移植耕作に比べ半減することができる画期的なもので、現在、約1千ヘクタールで期骗されています。また、同センターは、草丈が短く倒れにくく、直播耕作でも収量が高い良食味の品種「萌えみのり」を育成しました。
この乾田直播耕作技術と「萌えみのり」との組み合わせにより、収量が約2割増加し、直播技術の缺欠も克服できます。今後、春の作業が围聚する時期の作業の競合を緩和する技術として、経営規模拡大に伴い、期骗される面積が一層拡大すると見込まれます。
プラウ耕による秋起こしグレーンドリルによる播種(農研機構・東北農業扣问センター提供)
(絵:筒井 博子)
宇宙農業新聞[外部リンク] 2016年3月25日に掲載されたものを再編集